心の健康を保つのは意外に難しいものです……。
生活の中でどんどんストレスが溜まって、心もメタボになっていませんか?
「心のメタボ」は、早稲田大学の竹中晃二教授が命名。
◎面倒くさがる
◎ため息が出る
◎ぼーっとする
の頭文字から生まれました。
「こころのメタボ」は、生活習慣から生まれています。自分の行動や考え方を少し変えると、心が元気になります。
そのコツが、「こころのABC活動」です。
☆AはACT
アクトは、積極的に外出や趣味を楽しんだり心身の活動をすること。
☆Bはbelong
ビロングは、地域活動や、健康教室など新しいものに参加すること。
☆Cはchallenge
チャレンジは、ボランティアや新しい仕事などに挑戦すること。
『ストレスで、こころのメタボになってきたら、気分を変えてABC』
「運動は、糖尿病、うつ病、脳卒中にもよい!?」
運動は、代謝を促進し、筋肉をつけ血糖値や体脂肪の燃焼に効果があります。また、血流も改善します。
高齢者5千人の運動に関する研究 データがあります。(東京都健康長寿医療センター)
1日4千歩、うち中等度の運動を5分していたグループは、運動をしていないグループに比べ、うつ病の発症は10分の1以下でした。同様の結果が、認知症や脳卒中、骨粗鬆症、糖尿病などで確認されています。ただし、運動をしすぎは疲労を溜め足腰の負担が大きくなるだけで、その効果が高まるわけではないようです。
歩くだけでなく、息が弾み汗をかく程度の運動を1週間で60分程度することが大切です。運動は、かぜやインフルエンザなど感染症から身を守る「免疫」の働きを高めます。1日6千から7千歩を歩く人は、ウイルスが侵入するのを防ぐ「グロブリンA」の分泌が高まっていました。
病気が予防できる目安となる歩数
◎脳卒中・認知症・心疾患
5,000歩 中等度運動⒎5分
◎糖尿病・脂質異常
8,000歩 中等度運動20分
◎うつ病
4,000歩 中等度運動5分
◎骨粗鬆症
7,000歩 中等度運動15分