「病名」と「症状」の関係

店頭で、ヒザが痛いと訴える患者さんたちを見ていてよく思うことがあります。当然、みなさんお医者さんへ行かれレントゲンなどいろんな検査をすませてきています。

ドクターいわく、「軟骨部分がすり減っているので痛いのですよ。見てくださいこのレントゲン、軟骨のところがすり減っているのがわかるでしょ!ヒザに負担をかけないように痩せた方がいいです」病名は変形性膝関節症。

治療はというと、神経のブロック注射や水がたまっていれば水を抜いたり、電気を当てたり、さまざまな対症療法に終始します。

また、やせるための指導はありません‥‥。

それはさておき、患者さんにいついちばん痛いのかお聞きすると、ほとんどの方が動き出す時立ち上がる時が痛いとおっしゃいます。

「よくここまで歩いて来れましたね」と言うと

「少し歩くと楽になるんですよ」と答えられる。

ちょっと待ってください!!

すり減ったヒザ関節の軟骨が痛みの原因ならば、歩けば歩くほど痛むはずではないでしょうか?

確かにレントゲンで軟骨部分のすり減りが確認されているのだから、病名はそれでいいのかもしれません。

しかし現に出ている「症状」と「病名」の間には大きな隔たりがあるように感じられてならないのですが‥‥。

みなさんはどぅ思いますか?

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