「交感神経」も「副交感神経」も“両方元気”が理想です。
自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」という正反対の働きをする2つの神経から成り立っています。
シーソーのようにバランスをとりながら働いていますが、このバランスが崩れることで自律神経が乱れます。=自律神経失調症
◇交感神経…活動している時、緊張している時、ストレスを感じている時。
◇副交感神経…休息している時、リラックスしている時、眠っている時。
あなたはどのタイプ?
◎交感神経が高く副交感神経が低いイライラ型
常にエンジン全開のアグレッシブなタイプ。行動的な反面、血管が収縮して代謝が悪く、食べたものは脂肪になりやすくなります。積極的な性格なので、早食いの傾向が。性格的にはイライラしやすく、頭痛や肩こりに悩まされたり、血圧や血糖値が高いなど生活習慣病になりやすいのがこのタイプ。
◎交感神経も副交感神経も低いぐったり型
両方の神経の働きが低下して覇気がない状態です。大きなストレスがかかっている可能性も。顔色もすぐれず、食欲がなくなる傾向に。寝不足になったり、仕事や人間関係のストレスでいつも疲れを感じていたり、元気がないと感じていたら、自律神経の働きが低下してることを疑って生活を見直したい。
◎交感神経が低く副交感神経が高いのんびり型
副交感神経が高過ぎて緊張感がない状態。スローテンポに見られてしまう傾向に。血液を押し出す力が十分でないので、血流がスムーズでなく代謝が悪くなりがちです。ぼんやりすることでケアレスミスが多かったり、うつ病などのメンタルな病気にかかりやすいのもこのタイプ。
◎交感神経も副交感神経も高い理想型
頼りになり、落ち着いて見えるので安定感があるタイプ。血行がよいので代謝もよく、太りにくい傾向に。現状維持を心がけ、加齢とともに低下する副交感神経の働きを維持するためにも、食事を含めた規則正しい生活習慣の実践を!
順天堂大学医学部教授 小林弘幸 「なぜ、この食べ方は健康にいいのか」 主婦と生活社より転載
自律神経は至る所に深く関係しているので乱れると様々な症状が出てきてしまいます。日頃から、規則正しい生活をし、ストレスを溜めないように注意しましょう。