するどいもの、やさしいもの

大麦若葉、クマ笹、クロレラ、スピルリナ。

4つの葉緑素製剤。皆さんご存知の有名なものばかりだと思います。

しかしぜんぶ同じような説明で、何がいちばん自分に向いているのかを見つけるのは難しいと思います。体の状態によってそれぞれ適切なサプリメントはちがってくるのですが、単独で説明するよりも、比べて説明するほうが分かりやすいと思いますのでここに並べてみました。

まず、大麦若葉。大麦若葉は地上の葉っぱで太陽に向かい、新芽を伸ばしていく若葉です。したがって陰性はこの4つの中でいちばん強く、体を冷やす効果も強いです。体を冷やすというと、とても危険なことのように聞こえるかもしれませんが、そういうことではなく、特に脂の多い食事を好む方のドロドロ血液、これを冷ましていきながらサラサラに変えていく働きは抜群に強いのです。その反面、体の中に多く冷えをつくっていらっしゃるような方にはあまりおすすめできません。

次にクマ笹です。地上の葉っぱではありますが、大麦若葉のような太陽の下ではなく木陰に生息します。したがって大麦若葉より陰性は弱く中庸に近いものです。そして大麦若葉に比べ、免疫関係のような深い部分にまで働きが及びます。

クロレラ、スピルリナというものは、水の中のものです。したがって陰の中で発生する陽のものだと考えます。これらは深い水の中ではなく、光の届く明るい部分に生息します。水の中で太陽の光を浴びる…両性を兼ね備えています。

したがって両性を持っている人間の体と近い葉緑素なのです。

それでは、クロレラとスピルリナはどこが違うでしょう?

細胞の進化の歴史には、大きく2つに分かれる分岐点があります。

植物と動物です。その分岐する以前、つまり動物と植物に分かれる以前にできたのがスピルリナ。そしてその分岐点以降にできたものがクロレラです。したがってクロレラは植物です。一方スピルリナは両方の特徴と、動物しか持ちえないようなタンパク質を持っています。スピルリナが人間に最も近い形の葉緑素製剤だと考える理由です。

しかし、そのことで商品の優劣が決まるのではありません。人の体質や状態によっていちばんおすすめの葉緑素製剤は違ってきます。

ただ、自分の家族や親戚やペットに飲ましたいのはスピルリナかな!

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