猛威を振るう、新型コロナウイルス。
インフルエンザ、肝炎ウイルスは、よく知られた病気で今後も増加が予想されています。そして、これらのウイルス感染症は、いまだに根本的治療法がないのが現状です。
最も身近なインフルエンザや風邪でさえも一部抗ウイルス薬はあるものの根本的治療薬はありません。
現在、大流行中の新型コロナウイルスならなおさらです。
細菌による感染症は抗菌薬が有効ですが、ウイルスによる感染症は対処療法を中心に自己の免疫力、つまり自分自身の力で乗り越えるしかないのです。季節によって流行するウイルスが違うのでそれぞれの特徴を知り、対策をとることが大切です。
☆ウイルスの流行時期☆
◎冬に多いウイルス
インフルエンザ、コロナウイルス、ライノウイルス、RSウイルスが流行します。インフルエンザは一般の風邪と違い、急激な高熱、筋肉痛など激しい症状が現れます。肺炎・気管支炎を併発しやすいので要注意です。新型コロナウイルスは、重症化すると肺炎を引き起こすことが知られました。激しい下痢症状を引き起こすノロウイルス、ロタウイルスも流行します。
◎春に多いウイルス
麻疹(はしか)、水痘が流行します。特に小児がかかるウイルスですが、最近では大人になってかかる方も多くなりました。大人になって感染すると重症化するケースもあります。
◎夏に多いウイルス
エンテロウイルスやコクサッキーウイルスなど「夏かぜ」を起こすウイルスが流行します。夏場にプールを通じて感染する「プール熱」の原因になります。目の充血や発熱、手足の水疱などの症状が現れます。
◎秋に多いウイルス
夏かぜを起こすウイルスのほか、冬に多いコロナウイルス、インフルエンザなどがはやり始めます。「夏バテ」を起こして抵抗力が衰えていると、感染しやすくなります。
※年中ウイルスがウヨウヨしています。
日頃の予防が大切です!