コロナ禍で長時間マスクを着用することにより、肌トラブルの人が増えています。
冬は空気が乾燥し、肌トラブルが起きやすい季節です。気温が下がり血流が低下すると、皮脂腺や汗腺の働きが低下し、皮脂の分泌が抑制されてしまいます。
◎夏は体を冷やすために、皮膚表面の血流を増やし汗をかいて熱を放出します。
◎冬は気温の低下と共に体温も下がらないようにエネルギーを燃やし、体温を維持しようとします。さらに、皮膚の表面や手足の末端部分は、体温を奪われないように血流を調節します。
その結果、
肌細胞の新陳代謝が低下し、ターンオーバーのリズムが乱れ肌のバリア機能を生み出す角質層に影響をおよぼします。
そうなると、
肌から水分が逃げやすくなるため、むくみや冷え、くすみ、シミ、シワなどといったエイジングサインを深刻化させてしまいます。
【対処法】
◎刺激の少ない成分で構成された洗顔料を選ぶ
症状が落ち着くまでは、刺激の少ない成分でつくられた石鹸や洗顔料を使って洗いましょう。一般的な洗顔料は刺激が強く、肌に必要な皮脂や角質まで落としてしまう可能性があるためです。
◎ホットタオルで血の巡りを良くする
タオルを水で濡らしてから軽く絞り、くるくると巻いて耐熱皿に乗せ、レンジで1分ほど加熱するとホットタオルが出来上がります。これを朝の洗顔前に30秒~1分間顔の上に乗せるだけで、血の巡りが良くなります。
◎部分用保湿クリームや皮膚治療薬を使用する
目元や口元などの乾燥しやすい部分に保湿クリームを使うのがオススメです。肌を擦らないように注意しながら優しく塗布し、3分ほど置いてから重ね塗りしましょう。肌荒れがひどいときやニキビには治療薬を使用し適切に対処しましょう。