亜鉛の働き

亜鉛の働きは、300種類以上の酵素の活性化、DNA・タンパク質の合成、免疫機能の調整、骨の成長、肌・髪の維持、味覚の正常化、腸のバリア機能保護・強化など多岐にわたります。また、ホルモンの分泌調整や血糖値の調整、男性ホルモン(テストステロン)の合成などにも関与し、身体の成長と維持に不可欠な必須ミネラルです。

◎亜鉛が関わる具体的な働き

・300種類以上の酵素の調整:亜鉛は、代謝調整作用を持つ様々な酵素の構成成分となり、活性化を促します。

・DNA・タンパク質の合成:細胞分裂や核酸(DNA)の合成に必須であり、タンパク質合成の働きをサポートします。

・免疫の調整:免疫反応を調節する重要な役割を担っています。

・骨の成長:成長を促すホルモンや、骨の成長に関わる酵素の働きを助けます。

・肌・髪の健康維持:タンパク質合成のサポートや細胞分裂の活性化を通じて、肌や髪の健康を保つ働きがあります。

・味覚の調整:味覚を感じる味蕾細胞の形成に亜鉛が必要なため、不足すると味覚障害を引き起こすことがあります。

・腸のバリア機能保護・強化:腸の粘膜細胞の機能維持や細胞の修復に関わり、バリア機能を保護します。

・ホルモン分泌の調整:成長ホルモンや男性ホルモン(テストステロン)の分泌を調整し、性腺の発育にも関与します。

・血糖値の調整:インスリンの働きを助けるなど、血糖値のコントロールに寄与します。

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