夏。紫外線が気になる季節です。紫外線の中で、皮膚への問題となるのがUV-AとUV-B. UV-A はシワ・たるみの「光老化」を、UV-Bは「日焼け」やシミ・皮膚がんを引き起こします。紫外線の影響を軽減するために、日焼け止めを塗る、日傘を差す、ビタミンCを内服する、などの対策が有効なのはご存知の通りです。これらの既存の紫外線防御策と平行してオススメしていただきたいのが「オメガ3の摂取」です。
紫外線(特にUV-B)を浴びると、皮膚細胞が損傷を受け、炎症反応が誘発されます。 その際、体内のアラキドン酸 (オメガ6) からプロスタグランジン E2 などの炎症性物質が生成され、これが日焼けによる炎症(赤み、痛みなど)を引き起こします。このアラキドン酸カスケードと拮抗するのがオメガ3です。
オメガ3脂肪酸は、体内で炎症を抑える効果があり、紫外線による肌の炎症を軽減する可能性があります。また、肌のバリア機能を高める効果も期待できます。