梅雨に多い症状
◎食中毒 ◎関節痛 ◎肩こり ◎むくみ
◎ぜんそく ◎リウマチ ◎熱中症 ◎冷え
◎膨満感 ◎うつ ◎歯茎が腫れる
☆梅雨の語源☆
6月から7月にかけての初夏の長雨を「ツユ」と呼び、漢字では「梅雨」と書きます。そもそもは、「バイウ」で中国から伝わってきた言葉です。中国は揚子江流域で、梅の実が熟す時期に雨期があり、それを梅雨と呼んでいます。
それでは、「梅雨」を「ツユ」と呼ぶようになったのは?
これは江戸時代の頃からです。語源については諸説があります。
・木の葉などに降りる「露」から来ている。
・梅の実が熟してつぶれる時期であることから、「つぶれる」を意 味する「潰ゆ(ついゆ、つゆ)」から来ている。
・「梅」のつくりになっている「毎」は、毎度とか毎日とか、連続 して雨が降るこの時期に梅雨という漢字が当てられた。
・昔中国では黴雨という字が当てられていました。カビの雨と書いてバイウなのですが、たしかにカビの季節とはいえ語感が悪いので、梅雨という字に改められたという諸説があります。
☆気象病☆
「頭痛がするので明日雨が降ると思う」という女性をご存じありませんか?
梅雨前線の付近には低気圧が発生しやすく、その影響で雨の日が増えます。私たちの体は気圧によって自律神経のバランスが変化しており、高気圧の時には交感神経のほうが優位に、低気圧の時には副交感神経のほうが優位に働きます。
交感神経=活発モード、副交感神経=リラックスモードといった感じで、自律神経は2つの異なるモードをうまく切り替えながら体の調子を保とうと働いているのですが、どちらかが優位に働き過ぎてしまうと体調が乱れやすくなってしまうのです。
低気圧の時は、副交感神経が優位にはたらくことで脳や筋肉はリラックスした状態になるのですが、同時に血圧が下がって細胞へ行き渡る酸素の量が減少するため、自然と全身の機能も低下しがちになってしまいます。
梅雨時にだるい、やる気が出ない、動くのがおっくう…と感じることが増える人は、副交感神経が優位にはたらき過ぎているのだと考えて良いでしょう。
また雨の日に頭痛・神経痛・関節痛が起こったり古傷が痛みだすようになったりするのも副交感神経の影響です。副交感神経が優位にはたらくと発痛物質のプロスタグランジンが分泌されやすくなるため、体に痛みが出るようになるのです。