高齢者の粗食に注意!
肉・脂の不足は、老化を早める!!
「健康的な食事」と聞いて、多くの人がイメージするのは、肉と脂の少ない「粗食」ではないでしょうか?
しかし、老化と栄養の関係を研究してきた人間総合科学大学の熊谷修教授は、高齢者ほど肉などの動物性タンパク質や脂質を十分に食べるべきと話されます。
60歳を過ぎての粗食は健康にとって害が大きくなるそうです。
人間の身体からタンパク質が抜けて、乾いて、縮んで、歪んでいく過程で、タンパク質不足は老化を早めることになります。
身体の老化が進むと、転倒して骨折したり、寝たきりになるリスクが高くなり、心臓病などの病気のリスクも高くなります。
粗食の人は、しっかり食べている人と比べて老化スピードがなんと64%も速いとか!
老化を少しでも先延ばしするためには、
筋肉や骨の材料になるタンパク質が欠かせません!
タンパク質は、特に動物性タンパク質を十分に摂ること。
お肉やお魚は、様々な種類や部位を食べる様にしましょう。
タンパク質が不足すると……
◎脳に足りないと →うつ・ボケ
◎筋肉に足りないと→筋肉の弱り・ひざ痛・腰痛・骨折・寝たきり
◎臓器に足りないと→内臓機能の衰え・代謝低下・太りやすくなる
◎血液に足りないと→免疫力の低下・病気になりやすい・老化促進
私たちにの身体には、タンパク質が絶対に必要です!!
1日にどのくらいのタンパク質を摂ればいいの?
厚生労働省による「日本人の食事摂取基準」では、成人の場合、年齢にかかわらず、体重1kgあたり、おおよそ1gのタンパク質が毎日必要です。また、タンパク質の吸収率は年齢とともに下がりますので意識して摂取する必要があります。
あなたは、20歳の頃と同じ量のお肉を食べられますか?