身長160cmくらい、体重60㎏の小柄な男性。体つきはガッチリ。
健康診断の尿検査で尿糖が非常に高く、それを見ただけで医者から治療が必要
といわれ、血液検査はその日に行い結果を見る前に来店。
いろいろな観点で問診するが、職業柄ストレスが多く食事が不規則。
しかもイージーな食事をとっており、おまけに睡眠時間も不規則である。
ひじょうに治しにくいと思われる。
『とにかく断食しましょう』と提案し、3日間の酵素断食を行う。
1日に酵素300mlだけをとり、ほかの食べ物を一切カットする断食である。
3日後、2回目をしようと来店。
体重が5kg減り顔色につやが戻り、毎日行っている夜の散歩もいつもの距離では
もの足らず、2倍にしたということ。
とても体が軽く調子が良い!と喜んでいる。
再度問診し漢方薬をお出しする。酵素は1日1回100mlを夜に飲むようにする。
前回の血液検査の結果を見に病院に行ったところ、
あれだけ出ていた尿糖は±になっていた。
血液検査の結果は前回のものであるためHb(ヘモグロビン)A1C値は9.1と非常に高い。
漢方薬と酵素で様子を見ております。
次回の検査が非常に楽しみです。
糖尿病は、病気の進行状況により漢方薬も有効な健康食品も違いが出てくるものである。
また、糖尿病における随伴症状の予防と改善も大切です。いちばん有名な随伴症状は、
眼底出血、心筋梗塞などの心臓のトラブル、腎不全、壊疽、である。漢方でいうオ血の
症状です。
随伴症状が出る前に!出てからも!
まずは!!
余計なものを入れないことを何日間か続ける。
カロリーやエネルギーが余り過ぎて起きている生活習慣病。
酵素断食あたりが最も気の利いた治療の入り口になりえると思います。
原因を取り除けなければ、薬を飲むだけではなかなか治療が進みません。
これは、アルコール性肝炎の治療におけるアルコール摂取、また花粉症治療における
ハウスダストの有無などと共通している点ではなかろうか。
要するに自己管理と節制が前提になくては、根底から治療していくことは不可能である。