亜鉛不足で起こる主な症状は「脱毛」「肌荒れ」「不妊症(性機能不全)」「味覚障害」「骨の弱り(骨粗しょう症)」「貧血」「免疫力低下」です。その他、口内炎、食欲低下、下痢、子供の発育障害、キズの治りが遅いなどの症状が現れることもあります。
具体的な症状
■皮膚・髪・爪の異常
●抜け毛・脱毛:髪の毛の主成分であるケラチンの合成に関わるため、不足すると髪が作られにくくなります。
●肌荒れ・皮膚炎:細胞の新陳代謝に必要不可欠で、不足すると皮膚のトラブルが起こりやすくなります。
●爪の変形:爪の健康維持にも亜鉛は関わっています。
■口・味覚の異常
●味覚障害:味を感じる細胞の再生に亜鉛が必要で、不足すると味が分かりにくくなります。
●口内炎:口の中の細胞の代謝も関係しており、炎症を起こしやすくなります。
■免疫・感染症
●免疫力低下:免疫機能を正常に保つために亜鉛は重要で、不足すると感染症にかかりやすくなります。
■生殖機能・成長
●不妊症・性機能不全:男性・女性ともに生殖機能に関わるため、不足すると機能不全を引き起こすことがあります。
●発育障害:子供の成長にも必須で、不足すると発育に影響が出ることがあります。
●骨が弱る(骨粗しょう症):骨の形成や維持にも亜鉛は関与しており、不足すると骨が弱くなることがあります。
●貧血:亜鉛は鉄の利用を助ける働きがあるため、不足すると貧血になることがあります。
また、食欲低下、下痢、消化器系の働きにも影響します。