【原因は自律神経の乱れかも・・・?]
人は立っている状態では血液は重力によって下に溜まっていきます。
そのままだと頭に血液が回らなくなってしまうので、自律神経の交感神経を興奮させ、 血管を収縮し、心臓の動きを増やし血液が下に溜まらないようにします。
しかし、起立性調節障害では自律神経のバランスが崩れているためにこの反応がうまくいかず、血液が回らなくなってしまい、様々な症状が出てきます。
寝転ぶと血液が回りやすくなるので横になりたがります。
自律神経のリズムもずれてしまうので夜に寝ることができず、朝も起きれない状態になってしまいます。
■自律神経の役割
自律神経の交感神経が血管を収縮させ、心臓の動きを活発にすることで、血液が下に溜まるのを防ぎ、脳への血流を維持しています。
■起立性調節障害
この自律神経の機能がうまく働かないと、脳への血流が不足し、めまい、立ちくらみ、吐き気、動悸、倦怠感などの症状が現れます。
■寝転ぶと楽になる理由
寝転ぶと血液が重力の影響を受けにくくなり、全身に均等に流れやすくなるため、症状が軽減することがあります。